音楽業界の売上高が下がっていると言う。これは全世界的な傾向であるようだ。この数年、そのことが続いている。 そこでふと思う。電車の中を見れば、ヘッドホンをつけて移動している人ばかり。 カフェで勉強や仕事をしている人たちも、ヘッドホンから何やら聴いている。 だから、音楽業界の凋落と、体感と合わないのだ。 みな四六時中、音楽を聴いてるように見える体感とだ。 しばらく前に、違法な音楽データのコピーの影響であるような話がされていて、でもだいぶ取締りも厳しくなっているのにまだ影響が大きいのだろうか? それともストリーミングサービスが広まりつつあるから、そちらへ人が移動して行ってるから、 その影響だろうか?などツラツラと考える。 だとしたら、音楽を聴いている時間は、そのままか伸びていて、でもそれに係るコストだけが小さくなっている事になるので、それはそれで、消費者としては良い事になるなぁと。 業界側が糊口を凌ぐ状態にあるのであるとすると、それはお金の分配構造に問題があるのかなぁと思いを巡らす。 実際、それを示すデータはあるのだろうか?実際に、例えば音楽を聴いている時間はどうなっているのか? それと、音楽業界の売上高のここ数年の移り変わりと比較してみたら何か分かるかな?と思って検索して見る。 でも、一日当りどのくらいの時間、音楽を聴いているのか?という事に答える統計が無かった。 それではあれなのでと思い、余暇時間の使われ方を見てみた。するとゲームや動画サイトの利用時間が増えている事がわかった。 確かに、電車の中でゲームをやっている人が目につくのは確かだから、それはそれで納得できる気がする。 はっきりとは言えないけど、音楽から人々は離れ、ゲームや動画などへ移動していっている。でもニュアンスが難しいのだけど、別に音楽を聞かなくなるよって話では無く、比率の話ではないかなと思うけども。 いずれにせよ、音楽の売上高は、音楽体験のうちお金のやり取りが必要はもの、そしてそれが他のサービスに対してどんな交換価値を持っているか?を示しているだけだから、それそのものを示しているわけではないので、あまり本質的では無いなと思う。 お金ではなく、人々の行動を測定しないといけないなぁと考える次第。 経済と人の幸せは別ものなのだ。